たしかに毒と苺の字は似ている。おそらく新聞か何かを見ていて、初めは苺として捉えて読んでいたのであろう。いや、おかしいと思って見直すと、それは毒という文字だったということに気づいた。そそっかしいといえばそれまでだが、あまりにもかけ離れた意味をもつ文字が、形象が案外似ているという発見がこの句から感じ取られる。
筆者は少年時代、ヘビイチゴには毒があるといわれたことがある。そんなことも思い出した。かびれ 2019.8
最近、最新の優れた俳句(短歌)を紹介し、俳句(短歌)の幅の広さ、その奥深さを堪能していただけましたらありがたいです。これをきっかけに俳句(短歌)を作る人がふえてくれたら、最高です。
コメント一覧