コロナ騒ぎの夏。
猛暑である。
遠出のできないなか、ささやかな涼を求めて、近隣の川や海やプールへと出かける人が多い。
子どもたちは、そういうところに行くと水の中に入りたがる。泳ぐ子もいる。
「魚よりも光りて」とは、なんというすばらしい泳ぎぶりであろう。スリムな体躯も想像させる。
実際、上手い泳ぎでなくとも、わが子や孫であれば、身贔屓と言われようが、上手く美しく見えてしまうということもある。この句、その気配があるかもしれない。
が、見ている方も、それだけで涼やかな気分になっていくのだ。
夏の憩いのひとコマである。