「朝日新聞」2020年4月19日歌壇、永田和宏選より。

災厄などがあると、大雨が降って洗い浄めで欲しいと思うことがある。
コロナに対する「弥生みそかの雨」を、作者はそう感じたのである。雨の表情は優しい。
弥生は3月。みそかは月末のこと。

しかし、この後新型コロナウイルスはますます拡大してゆくことになる。

今は梅雨どき。
梅雨どきの集中豪雨でも、コロナは、日本列島でますます拡大していて、終息のメドがたたないでいる。