小島てつを「人生が見えるから俳句は面白い」ブログ版

最近、最新の優れた俳句とその作者を紹介し、俳句の幅の広さ、その奥深さを堪能していただけましたらありがたいです。これをきっかけに俳句を作る人がふえてくれたら、最高です。

アーカイブ:2019年09月

モガリ笛いく夜もがらせ花二逢はん      檀    一雄

檀一雄はいろいろな小説を書いてきた作家だ。ロマンに富んだ放浪ものや実体験をもとにした評伝や恋愛ものがあるかと思えば時代小説も書いている。晩年の大長編「火宅の人」は、今まで書いてきた私生活ものの集大成といってよく、大変売れて、のちに映画化もされ話題を呼んだ

間断(かんだん)の音なき空に星花火    夏目雅子

勢いの感じられる句である。勢いはとても大事だ。勢いは、若さからくる詩情の発散のようなものだ。生活における勢いがそのまま反映されることもある。短いがゆえ、勢いは大事なのである。(逆に、頭で捏ねくり回して作った句というものには感動がない、ということも言える)夏

サイフォンに潰(つぶ)れる炎花の雨   村上健志

「プレバト」からもう一人ご紹介する。掲句の作者、村上さんは、番組では「フルポン村上」と言われる。フルーツポンチというお笑いグループの一人だから、そう言われる。村上は1980年、茨城県の牛久市の生まれ。先ごろ話題になった大相撲力士の「稀勢の里」も同じ牛久の出身

炊き出しや並べば遠き秋の雲   東国原英夫

テレビ番組「プレバト」で、梅沢富美男と競う一方の雄は東国原英夫である。この句のように、最近の日本は災害列島と化している。ことに東日本大震災以降はそんな思いが強い。地震、台風、局地的な大雨や大風など、いつ、どこであってもおかしくない状態だ。先日の大風では、

秋夕焼機内に遺影の席ひとつ    梅沢富美男

梅沢富美男さんといえば、(失礼ながら、お若いころ)下町の玉三郎いといわれた美女?姿は多くのファンの心を掴んだし、歌謡曲「夢芝居」が大ヒットしたことでも知られる芸能人だ。筆者が「プレバト」という番組を見始めたのは、ここ二、三年ぐらい前のこと。もちろん梅沢さん

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