暑い日ざかりのとき、人は憩うため木陰を探す。特に、ビル街など歩いているとき、いやおうなく日おもてを歩くことから逃げられないし、赤信号のときなど日のさす中でイライラするぐらい長い時間待たされることが多いのである。
そんな時、街路樹をみつけると足が知らず知らずそちらに向かっていることがある。
街路樹はといえば、年中日おもてに体を晒しているわけで、ちぢみあがるほど、暑さに耐えているというわけである。作者の足元に映る街路樹の影がちぢんでいるように見える。それは、まだ暑い日が続いていることを物語っているのだ。
深吉野 2016.8