寒禽は、冬に見受ける鳥たちの総称。季節がら、あまり活動的ではない。神木とは、神霊の宿る木。齢四百年というから、四百年を生きている神霊の宿った古木といことになる。
この句鎌倉での作というから、鶴が岡八幡宮の石段左にある大銀杏のことを詠まれたのであろうか。
樹齢四百年を生きている木には、鳥たちがたくさんいたのであろう。今を生きている鳥たちの囀りはいのちの歌といってよい。
つまり、鳥たちのいのちが、その木にびっしりと乗り移っているようだ、というのである。爽樹2019.5