今月の山崎さんの句は、平間真木子さん十三回忌に際して詠まれた句が並ぶ。十三回忌を迎えて偲ばれるということは、偲ぶ人の心の優しさやひろやかさがなくてはできないことだ。山崎さんは、けっして威張らない人、名もない人たちにも思いやりの気配りをされる人だ。祝賀会などで話されるスピーチなども、その人柄同様に、素朴ながら全体をよく見て話される含蓄がある。人には癖字というものがある。それは時として欠点だが、個性とみれば、なかなか味があるといえなくもない。そこを捉えた作者。平間さんという方が目に浮かぶようである。
青山2019.5